ノコギリクワガタ
生息地:北海道、本州、四国、九州
体長:オス27〜75mm、メス25〜38mm
寿命:1年(ひと夏、越冬しない)
日本全国に生息し都市部での雑木林にもよく見られるので採集は比較的簡単。
アゴの湾曲に特徴がありカッコ良く、子供達にも人気のあるクワガタの一種。私も大好きなクワガタです。
福井県産 WF1 ×2
写真は2005年に羽化、1年休眠後2006年6月に掘り出した新成虫です。
ノコギリクワガタは成虫が蛹から羽化しても直ぐには土から出てこずに、翌年の活動期まで約1年間休眠・越冬し習性があるため比較的気長ば飼育になります。
一般的には休眠後に越冬する事はないと言われていますが、私の経験では夏に羽化し11月頃後食事を開始した成虫が無事越冬し翌年の夏まで生きていた事がありました。特殊なケースかもしれませんが。
大歯型 福井県産 WF1 62mm
ノコギリクワガタの累代飼育は比較的簡単ですが、飼育環境・温度があわないと小さい成虫ばかり生まれてくる事があります。
中歯型 福井県産 WF1
小歯型 福井県産 WF1
同じオスのノコギリクワガタでも大きさによってアゴの形が変化するため、違うクワガタのように見えますね。
これ以外には、赤みがかかった色が綺麗なオコナワノコギリクワガタ(オキノコ)やトクノシマノコ、トカラノコ、オキノエラブノコ、ヤエヤマノコ、クメジマノコ、アマミノコなどの亜種も生息しています。
まだノコギリクワガタは自己採集の本土のノコしか飼育していませんので、今後は徐々に色々なノコも飼育してみたいと思います!