オオクワガタ
生息地:北海道、本州、九州、対馬
体長:オス27〜83mm メス25〜45mm
寿命:越冬し2〜3年
非常に警戒心が高く、採集の難しさから黒いダイヤなどと呼ばれ高値で取引されることもあった。
今は菌糸瓶を使った飼育法が研究され、以前より簡単に大型成虫を飼育できるようになったこともあり、以前より入手も容易になった。
オオクワガタ 阿古谷産 F3
子供の頃からの憧れのクワガタで図鑑でしか見た事がありませんでした。
毎夜かかさず外灯採集に出かけるほど、クワガタ好きでしたが、採集どころか見たという噂すら聞かなかったため、生息すら疑っていました。
オオクワガタは国産の中でも大きくなり、形もかっこいいと思います。
人気も高く、形やハサミの太さ、産地などにこだわりを持つ方も結構います。
実は、小さいお子さんが飼育していても、あまり楽しくないかもしれません。
その理由ですが、警戒心がとても強く隠れてばかりでほとんど姿を見せないからです。
餌を食べていても、物音がするとサッと隠れてしまいます。
ですので、せっかく飼育していてもケースを開けて自分で探さない限り、姿を見ることができません(^^;
小さいお子さんの場合、ケースの蓋を自分で開けて、クワガタに挟まれないように注意しながら、オオクワガタがどこに居るのか探せないかもしれないので、ちょっと辛いかもしれませんね。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタなどは、コソコソ隠れたりせず、喧嘩っ早いので、見ていても結構楽しいですが、越冬せず秋に死んでしまうのが難点です。
オオクワガタの成虫は上手に飼育すると、越冬しながら3年くらいは生きてくれるので、長く飼育を楽しめる点はいいですね。
阿古谷産 F3
オオクワガタの産卵・幼虫飼育
オオクワガタの幼虫は割と丈夫で、国産のクワガタの中でも飼育しやすい方です。
ただし、産卵については初心者の方には少しつらいかもしれません。
材産みであるため、産卵の確認がしにくいのと、材割りの作業が小さいお子さんや女性には少し難しいと思います。
(詳しい産卵のセット方法については材産みタイプの産卵セットまたはオオクワガタ簡易産卵セットをご覧下さい)
オオクワガタを大きく育てたい場合、菌糸瓶を使う事が多いと思います。
菌糸瓶については、また詳しく説明したいと思いますが、簡単に言うと大きく育てるための専用の餌になります。
オオクワは菌糸瓶で大きくなりますが、クワガタの種類によっては菌糸瓶で飼育すると死んでしまう種類もいるため注意が必要です。
マット飼育(餌となる土・オガクズを使っての飼育)のについてはクワガタの幼虫飼育方法をご覧下さい。
ちなみに、使用するマットの種類として、発酵度合いの低いマット(色が薄茶色のマット)の方が大きく育つようです。
阿古谷産 F3