クワガタを長生きさせるコツ

クワガタのストレスを減らすために、隠れる場所を確保します。
オオクワなどを飼育されている方は、あまり意識せず普通にやっている事だと思います。

窟が気に入るとケースの中をうろうろする時間が減り、体力を消耗しないせいか餌の減りも少ないように感じます。


人が近づくとサッと隠れます。居心地良さそうです。
これはフジコン製で確か600円程度だったと思います。
お気に入りのオオクワについては特別待遇です(笑)。


これはホダ木に自分でドリルを使い穴を空けたものです。
同じものを二つ作りましたが、一つは破壊されました。
クワガタは見かけより力がありますね。侮れません。

遊び木に樹皮をかぶせるのも効果的です。
ササッっとホント隠れるのが素早くて、
オオクワはあまり鑑賞向きじゃないですよね

コバエ・ダニ対策

家では成虫飼育時のマットの替わりに水蘚を使っています。

水蘚は強力なコバエ・ダニ対策になります。
また転倒防止の効果も高く、今のところクワガタが転倒死(転倒した際、起き上がれなくて死亡する)は発生していません。

ただこの方法については本来クワガタは水蘚の中には生息していませんので、水蘚がクワガタに良いかは若干疑問は残ります。

使い始めて2年経ちますが、今のところ全く問題は発生していません。

越冬についても、私の住まいは福井県・北陸で降雪量が多い地方ですが、全く問題なく冬を越しています。

お勧めするのは先に紹介した、洞窟付の木 + 水蘚 のセットです。
このセットですと、クワガタが窟の中に居る時間が長くなり、自然の状態に近いまま衛生的な環境を安易に保つことが出来ます。

コバエや雑虫でお悩みの方は一度試されるのも良いでしょう。

コバエ・ダニ対策スプレー

水蘚を試す前に市販のダニ対策スプレーを試した事があります。折角ですのでその結果についても書いておきたいと思います。

効果について結論を先に書きますと、ある程度ダニは減るものの絶滅には至らないため、わざわざ買う必要はない気がしました。

試したのは2種類のダニ対策スプレーです。

クワガタを隔離し、スプレーを染み込ませた濡れテッシュを敷いた環境に3週間程住んでもらいました。

確かに多少ダニは減るものの撲滅までは至りませんでした。 撲滅できないと元の環境に戻した時にまた増殖してしてしまいますよね。

ですので、それならばわざわざ高いダニスプレーを購入せずとも、最初からクワガタを水洗いしながら古い歯ブラシで軽くこすってやる方法で十分だと感じてしまったわけです。

この他には、私はまだ試していませんが、聞いた話ではダニ対策マットはかなり効果があるそうです。機会があればぜひ一度試してみたいと思っています。

最近はダニや雑虫を気にし過ぎる事でクワにストレスを与えて寿命を縮める原因になってしまうので、あまり気にしないようにしています。

クワガタの幼虫飼育に太い瓶を

クワガタの場合は横長の蛹室を作るため、大きい成虫を目指す場合は瓶の径・容器の広さが重要となるそうです。

写真左が通称「でぶ1000」という口径の太い瓶です。 写真中央が昔使っていた1000ccの瓶、写真右が600ccの広口瓶です。

比較すると太いのが良くおわかりになると思います。

発売元はクールランニングさんという瓶の直販製造メーカーさんで菌糸瓶の発売などもされている会社さんです。(リンク集の方にリンクを張ってあります)

1ケースまとめ買いの場合送料込みで百円均一で瓶を瓶を買うのと変わらない、もしくはそれより安いくらいの金額だったと思うので、おすすめです。

私の近くのお店には無いようですが、百円均一で上手に探すと600ccでも口径の広い瓶があるそうです。瓶の口径が広いとマットの詰め替えやクワガタを取り出すのも楽ですね。